てんどう

てんどう
I
てんどう【天堂】
(1)天にあって, 神や仏の住むという殿堂。 天宮(テング)。
(2)天上界。 また, 極楽浄土。
II
てんどう【天童】
(1)護法の鬼神や天人が, 子供の姿になって, 人間界に現れたもの。

「~などの降り来るとこそ見えさせ給ひしか/大鏡(昔物語)」

(2)祭礼の稚児(チゴ)。
III
てんどう【天童】
山形県東部, 山形盆地中部の市。 近世, 織田氏二万石の城下町。 幕末, 藩士の手内職として始められた将棋の駒の製造で有名。 天童温泉がある。
IV
てんどう【天道】
〔「てんとう」とも〕
(1)天の道理。 天理。 天の道。
地道
(2)天地を支配する神。 天帝。 天。

「其時に~の許し有りて/今昔24」

(3)天体の運行する道。 天の運行。

「人間の算術を以て~の行度を知る/中右記」

(4)太陽。

「あくる日は~を黄色に拝む位なれど/滑稽本・世の中貧福論」

(5)〔仏〕 六道の一つ。 天人の住む世界。 欲界・色界・無色界の天をいう。 天趣。 天界。
~人を殺さず
天は人を見捨てることはない。
V
てんどう【転動・顛動】
(1)ころがすこと。 回り動くこと。

「童子の時に, 大石を~することを能くせしのみにて/西国立志編(正直)」

(2)あわて騒ぐこと。 動転。

「僕の心の全く~したのも/運命論者(独歩)」


Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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